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天使も怪物も眠る夜 (中公文庫 よ 39-9)

天使も怪物も眠る夜 (中公文庫 よ 39-9)

天使も怪物も眠る夜 (中公文庫 よ 39-9)

作家
吉田篤弘
出版社
中央公論新社
発売日
2022-11-22
ISBN
9784122072886
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天使も怪物も眠る夜 (中公文庫 よ 39-9) / 感想・レビュー

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KAZOO

「螺旋プロジェクト」の最終話ということですが、私は吉田さんの作品ということで読みました。従来の吉田作品と比べると、エンターテイメント性が強くまた登場人物が多くてかなり異なるイメージを受けました。未来のことということでの内容的なものもあったり「螺旋プロジェクト」に引っ張られているのではないかという気がしました。

2024/08/06

まあか

初読み作家さん。独特な雰囲気にのまれ、とても楽しく読んだ。登場人物の繋がりも面白い。読みながら、あのときのあの人、あのときのあれ、が絶妙なタイミングで再登場し、脳のあちこちが刺激される。好きな感じ♡螺旋プロジェクトのおかげで出会えた大きな収穫!時代順に読んだので、この本がラスト。綺麗に完結。あ〜読んで良かった〜!グッズプレゼントに応募します♪

2023/03/10

みねね

吉田篤弘節だ!!!レトロ静謐オシャレな作風がいかに螺旋プロジェクトに絡んでいくかと思ったが、ずいぶん伊坂リスペクトを感じる群像劇だった。都会のはずれの、忘れ去られたようなにおいを感じる作風が未来という舞台で機能するのかやや心配だったが全くの杞憂。未来でも過去は存在して、当然今の我々がレトロなのである。海族と山族の二つは一つへ。これでめでたしめでたし、と思いきやプロジェクトは第二弾があるらしい。楽しみに待つ。

2024/10/09

piro

螺旋プロジェクト・未来が舞台の作品は、ミステリータッチの壮大なお伽話でした。2095年、南北に走る壁で分断された東京。不安な想いを抱え、不眠に悩まされる人々。何とも不穏な空気を纏ったまま進むストーリーは、登場人物が多く、いくつかのエピソードが同時に進んで行くのでちょっと混乱気味。それでも散りばめられたミステリーの種が少しずつ明かされていく様が楽しく、先へ先へと読み進める事ができました。最後はまさに「お伽話」の様なあっさり感。やや呆気ない感じでした。人々に平穏な日々は来るのだろうか?

2023/04/13

hitomi.s

螺旋プロジェクトから。目の前にあるせまーい世界にも諍いは絶えなくて、なんなら「またかよ」と食傷しているのは慣れだ。良くない。違和感や嫌悪感は大事。歪みは、ズレになってとーんでもないことになってるのよ。実際。さて。どうする?何からやってみる??小さな行動が、何処に繋がるか先にならなきゃわからない。目の前の「1」ずつ。どれかの「1」が未来に気付かれますように。夢を見たくなる本でした。たのしかった。

2023/01/25

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