KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

カルトからの大脱出 (中公文庫 く 19-12)

カルトからの大脱出 (中公文庫 く 19-12)

カルトからの大脱出 (中公文庫 く 19-12)

作家
鯨統一郎
出版社
中央公論新社
発売日
2022-12-21
ISBN
9784122072947
amazonで購入する Kindle版を購入する

カルトからの大脱出 (中公文庫 く 19-12) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

saga

カルト宗教団体に入信し、教祖の子を孕まされることになってしまった娘を救い出すため、シングルマザーの好美が奮闘する。保険外交員としての営業力、人間関係をいかんなく発揮し、物理学者、心理学者、そしてマジシャンを巻き込んで教団の闇を暴く。やや強引な展開だが、聖母大典という好美の娘の危機を、一大マジック(暴露)ショーに変えてしまうエンタメ性は、まずまずの仕上がり。「親子の縁を切る」教義そのものを否定しない話も意義深い。この世にはカルト宗教が付け入る様々な悩みがあるのだ。

2024/10/22

coco夏ko10角

高校生の娘がカルト教団の信者になっていただけでなく次の教祖を産む聖母に選ばれていた、娘を救出したいと頑張る母・村野好美だったが…。途中少し長く感じただけに最後「いざ」な舞台すごく面白かったな。実際この教団があったら人気は出てしまいそう。

2024/08/09

こばゆみ

カルト教団に入信してしまった高校生の娘を救うため、保険営業員の母があの手この手を尽くすお話。小説として楽しむというよりは、カルト教団について分かりやすく知る手段という感じ。そもそも高校生の娘が軟禁されたらもう少し警察が動いても良いのでは??18歳以上で自分の意志だと難しいのかしら…と、変なところが気になるお話でした(笑)

2023/02/03

Book・CaFe

村野好美42歳、シングルマザー&生命保険会社の営業ウーマン。 突然姿を消した娘のあすか(高校3年生)は、意外にもカルト教団に入信していた。娘を救出するためカルトに詳しい人々に協力をお願いしたりと奔走する好美…読みやすい文体でテンポのいいエンターテイメントミステリー。随所に書かれている好美の保険営業スタイルは参考になる。著者【努力しないで作家になる方法】とリンクする部分があったり、奇想天外ストーリーは鯨統一郎さんらしく、バー歴史談義とは違う面白さがあった。

2023/12/27

ひねよし

カルト教団、マジシャン、コールドリーディングなど、、、コメディ要素のないドラマTRICKのようなかんじ。最後 娘を救い出すシーンは爽快。おもしろかった。

2023/10/24

感想・レビューをもっと見る