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たおやかに輪をえがいて (中公文庫 く 33-1)

たおやかに輪をえがいて (中公文庫 く 33-1)

たおやかに輪をえがいて (中公文庫 く 33-1)

作家
窪美澄
出版社
中央公論新社
発売日
2022-12-21
ISBN
9784122072954
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たおやかに輪をえがいて (中公文庫 く 33-1) / 感想・レビュー

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エドワード

酒井絵里子は52歳の主婦。会話もなく、朝食、夕食も食べない夫と娘の世話に明け暮れる毎日―冒頭から冷え切った家庭の姿が伝わる。ある日、夫の洋服から落ちた風俗営業店のカードに驚愕する絵里子。自由に生きる同級生の詩織と再会し、彼女の心は激しく揺れる。娘が警察に保護される事件をきっかけに酒井家の隠し事が暴露され、絵里子は独り伊東の宿へ旅立つ。若くないが老いてもいない微妙な絵里子の再出発を描く後半がいい。もはや良妻賢母の時代ではない。魅力的な女性が多く出て来るが男は皆だらしない。最後の夫との顛末は賛否あるかも。

2023/02/18

カブ

主婦・絵里子は結婚20年。娘は大学生になり、住宅ローンもほぼ完済。このまま穏やかに人生の終焉を迎えるはずが、夫の風俗通いや娘の危うい交際など思ってもみなかった問題が…。家を出て新しいことにチャレンジするところは、スカッとする。絵里子頑張れ!

2023/01/31

ピロ麻呂

旦那の風俗通いがバレて離婚の危機…というお話😅

2023/07/30

水色系

絵里子の変わっていく様子は劇的だけど、変わる前が駄目だったとは思わない。他人軸で生きて、家族に尽くす。それは一つの生き方だと思う。まぎれもなく。ただ、女に磨きをかけていき、言いたいことを言えるようになって、そういう自分のほうが好きだと、「自分が好き」だと思える、そのことが大事なんだろうな。

2023/01/19

桜もち 太郎

「自分の人生は穏やかに終わりに近づいているのだ」、結婚20年の主婦・絵里子。そんな平穏に過ごしていた彼女だったが、夫が風俗通いをしていることを知ることになる。そして大学生の娘がバイト先の齢の離れた店長と、警察沙汰を起こしてしまう。結局家族と言ったって一人なのだとのやるせなさ。夫を許すことができない絵里子。自分的には、そんな絵里子にイライラした。風俗に通って何が悪いと。不倫や浮気ではあるまいし。でもこれはきっと男目線なんだろうね。でも許してあげなよと切に思ってしまう自分は間違っているのか。→

2023/01/18

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