瘋癲老人日記 (中公文庫 た 30-62)
瘋癲老人日記 (中公文庫 た 30-62) / 感想・レビュー
還暦院erk
図書館本。漢字カタカナ交じり文は読み慣れないので時間がかかった。内容も相当HENTAI…でも嫁へのセクハラパワハラという「一方的感」は少ない…というか日記の記述自体が「フーテンの督さん」による空想妄想混入であり「信用できない書き手案件」なのだ。それはラストの颯子と浄吉との何気ない会話で判明する。谷崎潤一郎…恐ろしい子ならぬ恐ろしい翁(白目)!まぁ老醜や病などの記述も多いので読者は選ぶが読後感は割と良い。とにかく今まで読んだこと無いジャンルで独創的ったらない。川端康成の『眠れる美女』より個人的には好み♡
2023/07/28
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