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これでもいいのだ (中公文庫 し 56-1)

これでもいいのだ (中公文庫 し 56-1)

これでもいいのだ (中公文庫 し 56-1)

作家
ジェーン・スー
出版社
中央公論新社
発売日
2023-01-20
ISBN
9784122073067
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これでもいいのだ (中公文庫 し 56-1) / 感想・レビュー

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d3

ジェーン・スー氏の連載エッセイをまとめた楽しい一冊。 豊かな視点から語られるエピソードは、まさにタイトル通り「これでもいいのだ」と諭してくれるようだ。 読み終わったとき「足るを知る」という言葉が浮かんだ。あきらめが早く、あるものに幸せを感じる。しかしこれだと少し言葉がきれい過ぎて敷居が高い。我々は清貧ではない。自分の望むデザインで楽しみを享受したい。やはり「これでもいいのだ」のほうがしっくりくる。手を伸ばせば届く楽しみは積極的に触りにいくのだ。

2024/09/06

のり

人生そろそろ折り返しを過ぎた。それでもなかなか人は変わらないものだということを、スーさんのエッセイで確認して、ホッと胸を撫で下ろした。同年代なので、最近の情報機器の進化について行けないところや、体力記憶力の衰えにまつわるエピソードなど、共感必至。悩み続ける根気や体力がなくなってきたのも加齢のメリットだとか。クスッと笑えて、いろいろ納得のエッセイでした。

2023/02/12

Sakie

オバサン期に突入して、気持ちに身体がついてこない歯がゆさはあっても、精神的にはほんとうにラクになった。若者の文化は理解できないが感情は読めるし受け流せるし、年寄りの行動も想像力が働いて生温かく見守ることもできる。私は私のしたいことがわかる。というラクさ加減に安心しきってはいけないのだな。人間の認知力は、類似物を一括りにする傾向があり、歳を重ねるほど加速する。しかし他人はそれぞれ個だ。括れば簡単に傷つけ、関係を阻害してしまう。その観察が著者は細かくて興味深い。

2024/09/15

紫陽花

一万円選書。66篇のエッセイ集。40代っていいな、歳をとるって楽しいんだ!と、たくさん共感できて、肩の力をうまく抜けれる読後感。KOKUYOの手帳に高級ブランドのカバーをつけたり、胃腸と相談して食べるものを選んだり、アレ取ってこれやってと言い、洗濯機のボタンに翻弄されたり。とにかくどの話も分かるわーと頷くばかり(笑)若い頃想像していた未来の自分と今の自分は全然違うけど、いやいや、これでもいいのだ!と元気になれちゃいました。

2023/09/23

しばこ

彼女の等身大の、変に飾らないエッセイはこちらも肩肘張らずに楽しく読める。コロナ禍の前なので、この後のこともそのうちに読ませて欲しい。

2023/07/17

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