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168時間の奇跡 (中公文庫 し 43-6)

168時間の奇跡 (中公文庫 し 43-6)

168時間の奇跡 (中公文庫 し 43-6)

作家
新堂冬樹
出版社
中央公論新社
発売日
2023-04-21
ISBN
9784122073586
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168時間の奇跡 (中公文庫 し 43-6) / 感想・レビュー

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ワレモコウ

若き日に、街金融でかなり悪どいこともやっていた涼也。その贖罪の気持ちから、「ワン子の園」という保護犬の施設を運用している。少しでも疑問があったら里親を断ったり、取材に来たテレビ局の人の過剰な演出に憤ったり。かなりの堅物さから、婚約者の華と衝突することも多い。ある日、売れ残りの犬を悪徳業者に売っているペットショップがあると通報があり、華と一緒に調べ始める。やはり動物物は、涙なくしては読めない。168時間=1週間とは、殺処分になるまでの期間なのかな。

2024/04/08

ローレンツ🐾

現実にこのような悪徳繁殖業者がいるのが残念。日本は先進国なのにペットに関してはまだまだ発展途上国。ドイツのように動物がきちんと守られる国にしていかないといけない。ペットショップが今のような現状のままだと難しいかなぁ…繁殖する者、販売する者、買う(飼う)者それぞれが変わらなければならない。 それにしても本書のカバーが本当に良き!

2024/07/03

ありん

涙無しには読めなかった。 犬が大好きで今まで5匹の子達と暮らした。それぞれ旅立つ時の辛さは言葉にできない。 この小説の中で犬や猫たちの保護に取り組む人達が描かれてる一方、酷い命を命とも思わない人達がいることに憤りを覚えた。 外国では幼犬などの売買が禁止されてるところもあるらしい。 日本でもそう、早く早くなって欲しい

2023/10/21

かずぺん

繁殖は問題多いですね。思い知らされます。続編はあるのでしょうか。

2023/08/02

文庫本依存Hiro

『168時間の奇跡/新堂冬樹』読了。 自身の理想を胸に、保護犬施設「ワンコの園」を運営する主人公とその周辺で起きるトラブルが題材。切なく厳しくでもどこか救われる目線でペット業界のリアルを描き、目を背けていた闇を抉る一冊。 保護犬の引き取りはもちろん、虐待、飼育放棄、殺処分…理想だけでは解決できないこともたくさんあるけれど、理想を諦めないからこそ救える命もある。正義なんて一律では定義できないけれど、だからこそ、ひとつでも前向きな出会いや救いがあればいいなと思ったり。 我が家の愛犬を思いついつい号泣。

2023/06/05

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