カンヴァス世界の大画家 (1) ジョット
カンヴァス世界の大画家 (1) ジョット / 感想・レビュー
ヴェネツィア
大判の画集なのはありがたいが、残念ながらやや退色が気になる。もっとも、700年も前に描かれたものなので致し方ないのだが。ジョットに対する評価は、中世絵画から大きく一歩を踏み出し、来たるべきルネサンスに道を拓いたとされるが、ここに見られる絵画群はまさにそのことを証左するものである。ことにパドヴァの一連のスクロヴェーニ祭壇画は圧巻である。描かれている人物たち(キリストや聖人を含めて)が中世の版画のような固定から脱却し、生き生きとした動きの中に表現されている。しかも、それに伴って物語性がより豊かになっている。
2021/08/14
ビブリッサ
わ~っと借りてきました。一集目はジョット。
2017/09/05
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