水上勉全集 第6巻 飢餓海峡
水上勉全集 第6巻 飢餓海峡 / 感想・レビュー
通りすがりのブッカー
とんでもない傑作だった。飢餓海峡っていうタイトルで食わず嫌いしすぎた。読みやすく、二日間ぐらいで一気にいける。内容は、濃い。貧乏ってつらいよね…あーやだやだ。
2013/09/06
NORI
「金閣炎上」「白蛇抄」を収載。 「金閣炎上」は、丁寧な取材に基づいていると思われる、金閣寺放火事件の真相。 創作小説としては、三島由紀夫の金閣寺が有名だが、こちらは、よりルポタージュに近い作品だと思われる。 取材に基づいた証言はそう記載され、氏の想像部分は推測あることを丁寧に説明しており、誠実さも感じる。 「白蛇抄」は、昔映像化された作品の原作。 少年時代、親が観ていた映画がとてもエロティックで、本を読むふりしながら横目で、ドキドキしながら観ていた。こんなところで再開するとは。
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