興亡する倭の五王と大嘗の祭 (マンガ 日本の歴史3)
興亡する倭の五王と大嘗の祭 (マンガ 日本の歴史3) / 感想・レビュー
そる
図書館本。難しいですねー!これは「古墳時代」とか「大和王権の時代」という時期らしく、中国は百済、新羅、高句麗などに別れていた時代のようです。日本が統一していく中で大王(天皇)?が5人いたようです。雄朝津間大王の息子が自分の妹(同じ母。多分一緒に住んではいない)と恋に落ち、それが大罪と言われ弟に殺されそうになる。殺される前に自殺したが今度はその連れ子により弟は殺される。なんというか、恋は政治に負けてしまうのですね⋯。感情は公の元において押し殺され認められないものなんですね。妹だからタブーだけど、切ない。
2018/10/07
keroppi
【石ノ森章太郎誕生日読書会’21】この本は、4世紀〜5世紀を描く。この時代、史実を語る文字史料は皆無に等しい。朝鮮や中国の史料や「日本書紀」、埴輪や遺跡を駆使して、描き上げる。天皇家が生まれる物語でもある。神や性や謀略をきちんと表現し、実体に迫ろうとする。漫画だから出来た世界と言えそうだ。
2021/01/20
あつひめ
王権というものが形作られ、民たちがそっちのけの時代を目の当たりにした気がする。あちこちで戦。力だけの時代。中学生の時の夏休みの自由研究でさきたま古墳について調べたことを思い出し懐かしくなったり。次巻を読もうと思う。
2018/04/09
どぶねずみ
軟弱な邪馬台国に比べ、朝鮮半島へ進出する大和王権の時代はとても強かったが、この150年ほど間を知る資料はほとんどないという。邪馬台国の地域王権から、倭の盟主として王となり、畿内で大和王権が力を出して全国統一を目指していったと考えられる。この頃に増えた前方後円墳は、前方部が埴輪などで囲まれた祭壇で、後円部には竪穴式の石室に木棺や石棺を収納している。信仰の厚い倭王王朝は争いが激しくなるほど、血みどろの戦いが続いたようだ。私個人的に興味のあった時代ではないが、遺跡など改めて観てみたくなったな。
2020/11/14
taka61
【図書館本】マンガ日本の歴史第3巻。4-5世紀にかけての古墳時代。邪馬台国後の大和王権が確立されていく時代。当時の王位継承は地みどろの戦いの上に成り立っていた様ですね。国内では統一国家が形成されつつあり、外に目を向ければ、大陸や朝鮮半島との国際的緊張関係が高まっていたとのこと。この頃のことと言えば、古墳くらいしか知りませんでした。
2014/05/31
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