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将門・純友の乱と天暦の治 (マンガ 日本の歴史 10)

将門・純友の乱と天暦の治 (マンガ 日本の歴史 10)

将門・純友の乱と天暦の治 (マンガ 日本の歴史 10)

作家
石ノ森章太郎
出版社
中央公論新社
発売日
1990-08-01
ISBN
9784124028102
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将門・純友の乱と天暦の治 (マンガ 日本の歴史 10) / 感想・レビュー

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あつひめ

都の貴族的な雰囲気と地方の兵たちの雰囲気は同じ国なのだろうかと思うほど違う。地方は不満がどんどん溜まっていく。不満がエネルギーになって爆発していく。地方勢力の拡大が始まった時代。平将門について授業ではさらっとしか聞かなかったのでこんないろんなことがあったとは。政治の色もこれから変化していく。マンガでもどんどん難しくなっていく。

2018/05/01

まあちゃん

ああ、流れを捉えるのがますます難しくなってきた。

2014/05/01

印度 洋一郎

この巻は、やはり将門・純友の乱という劇的な出来事を扱っているので、大体30~40年間という古代にしては短めのスパン。乱自体は大きめのコマも使って劇的に描写しているが、全体的には意外とあっさり。むしろ、東西二つの乱に晒された朝廷の反応の描写が細かくて興味深い。当時の実力者である関白の藤原忠平が「兵(つはもの)には兵」という手法で鎮圧に成功するが、これ以後軍事力は専ら武士に依存する構造が出来ていく。解説によると、唐の滅亡と大陸の内戦によって対外的脅威が低下し、常備軍が形骸化した事が侍の出現の背景にあるという。

2023/07/12

nanako

平将門・藤原純友の乱。平将門は陸を攻め、藤原純友は海賊として海を攻めた。どちらも朝廷の政のやり方に怒りを持っていた。平将門は今のヤクザの親分の元祖とも言える。兵(つわもの)と言われる人達が軍の中核をしめていて、かつて蝦夷討伐などで都から派遣された軍事貴族の末裔だった。従者として狩猟・漁撈(ぎょりょう)民、重罪人がいた。そして村上天皇の天暦の治。理想の政として今の世で高く評価されているが、当時は国が乱れている時であまり活用しきれず、無念だったそう。

2013/02/24

アカショウビン

中国帝国の衰退が日本の構造転換に作用した。将門、純友はこうした流れの中、地方を取り込み、中央に対して反乱を起こした。太宰府が純友によって破壊されたとは知らなかった。村上天皇、空也なども登場する。途中、志多良神を石清水にまつる?

2023/06/11

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