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院政と武士と僧兵 (マンガ 日本の歴史 13)

院政と武士と僧兵 (マンガ 日本の歴史 13)

院政と武士と僧兵 (マンガ 日本の歴史 13)

作家
石ノ森章太郎
出版社
中央公論新社
発売日
1990-11-01
ISBN
9784124028133
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院政と武士と僧兵 (マンガ 日本の歴史 13) / 感想・レビュー

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あつひめ

農耕に取り組む庶民、政権を我が物とし富を手にしようとする権力者。いつの時代にもあることではあるが、その時代ごとにあらたな文化が生まれる。政治だけでなく文化もまた人の出入りの多い中央で程よく熟された定着したように思う。そして、教科書ではどうにも京都のような中心部に目が行きやすかったが、地方では地方なりの変化もあっただろう。この時代の天皇だの法皇だのの名前の覚えずらかったこと思い出した。マンガのようにちょっと覚えやすい話題があったらまた違ったかもな。

2018/05/27

まあちゃん

百姓が寺社に保護を求めたことにより荘園が発達。寺社が武装し激しく相争うように。天皇は武装僧侶たちからまもってもらうために武士を雇うようになる。摂関政治を抑えるために院政が行われる。田楽がいなかから都に流行し、舞い踊る。平安時代にはいろいろなことが起きたんだなー。

2014/07/06

ヘムレンしば

藤原氏の衰退と後三条上皇から始まる院政。武力を持つ寺社勢力に対抗し院と結びついて勢力を伸ばす武士達。いよいよ八幡太郎義家の登場です。何故武家の棟梁は源氏なのか?何故征夷大将軍が武士の最高の地位なのか?武家の主従関係、何故八幡信仰が普及した理由、名門と呼ばれる足利、新田、武田、佐竹の祖とは?武士というものの全ての始まりがこの時代にあって、非常に面白い時代なのですけど、意外と知られていない時代なんですよね。さすが石ノ森先生の歴史漫画シリーズ。非常に判りやすく魅力的に描写されていて面白いです。

2015/09/19

印度 洋一郎

前半は後三年の役と源氏の動向。摂関家の武力として台頭していた源氏は、摂関家を掣肘したい白河天皇によって冷遇され、内部分裂を誘われる。その力の空白を埋めるのが、上皇になって院政を始めた白河上皇に重用された平氏だった。中心となるキャラは、源氏の代表である源義家と、台頭する平氏の代表である平正盛と忠盛親子(清盛の祖父と父)。時代区分では平安時代末期だから古代だが、段々武士の存在感が大きくなっており、中世への胎動が始まっていた。院政は従来の朝廷よりも自由だったようで、大衆音楽である田楽も宮中で大流行している。

2023/07/25

nanako

後三条上皇が亡くなり、白河天皇が治める。源義家が前九年の役に続き、後三年の役をしずめる。田楽が都で流行る。平忠盛の海賊討伐。浄土信仰。武士が徐々に力をつけていったり、まだまだ階級の差はあるけれど、一緒に田楽を楽しんだり、浄土信仰に励んだりと、身分の差が前よりもましになっているように思えた。

2013/03/07

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