マンガ日本の歴史 36
マンガ日本の歴史 36 / 感想・レビュー
印度 洋一郎
この巻は政治とは離れて、享保から寛政までの約70年間に渡る江戸時代中期の町人文化の勃興を描いている。特に平賀源内を中心にして、絵画、俳句、本草学(博物学)、医学、国学等その範囲は幅広い。石ノ森先生もいつもよりも乗っている感じで、やはり政治の分野よりも描きやすいのだろう。本居宣長と平賀源内が同世代というのは、なかなか気づかないところ。マイナーだが、自分の好きな心学の石田梅岩が出ているところも嬉しくなってしまった。しかし、様々な業績がありながら、「色々な事に手を出しているだけ」と焦る晩年の源内が悲しい。
2023/11/14
わせりん
町人文化、名を残す人の多才さが際立っている。
2021/08/09
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