マンガ日本の歴史 46
マンガ日本の歴史 46 / 感想・レビュー
印度 洋一郎
縄文草創期から縄文早期までの約六千年間が範囲で、その内容も「まだ不明な事も多く、現状(執筆当時の研究成果)での推測」と前置きされている。エポックメイキングな土器の誕生、洞窟から平地への進出を物語る竪穴式住居、貝塚の出現が示唆する定住生活、そして漁具や丸木舟の出現によって漁労の存在も推測される。又、石器加工技術の発達による矢尻の出現が生んだ弓矢は狩猟生活に革命を生んだのではないか、と思われる。エピソードとしては、貝塚を漁りに来たオオカミの子と少年との交流が「人類の友、犬」との関係を生んでいくくだりが印象的。
2024/01/20
zx-sho2
☆☆☆★★
2011/06/19
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