英雄を謳うまい THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND<7>
英雄を謳うまい THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND<7> / 感想・レビュー
メセニ
訳者による解題の言葉を借りるならば、本作はこのカーヴァー全集における「落ち穂拾い」的な性格を持っている。これまでのカーヴァー作品には収められていなかった初期の習作短篇や、書きかけの長編小説の冒頭部分、未収録の詩、いくつかの本のために書かれた序文、エッセイ、書評などがある。習作に関しては、正直に言って、僕らがよく知る彼の素晴らしい作品群に比べれば確実に読み劣りする。それでもそこには確かな芽のようなものが実感できる。エッセイや書評などからは、カーヴァーの攻撃的な一面というか、頑固で好みのはっきりした人物像が→
2018/12/24
訪問者
初期の短編はあまりカーヴァーらしくない作品だなという印象を受けた。それよりもこの巻は「自作を語る」と書評、そして最後のエッセイが面白かった。
2016/10/10
noekure
色々な面から面白い選集。まだ荒削りの初期作品や熱のこもった書評、エッセイ等。
2016/05/10
doradorapoteti
本当に何年越しだろう。書評というのも面白いな
2014/09/14
c3po2006
★★★
2012/12/29
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