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窯変源氏物語 Tome2

窯変源氏物語 Tome2

窯変源氏物語 Tome2

作家
橋本治
出版社
中央公論新社
発売日
1991-06-01
ISBN
9784124030020
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窯変源氏物語 Tome2 / 感想・レビュー

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syota

「若紫」「末摘花」「紅葉賀」を収録。光君のことを、欲しいものはすべて奪い取る闇の貴公子として造形した”橋本源氏”が、本領を発揮してきた。帝の寵妃藤壺と強引に契り、不義の子を産ませる。己の罪に戦慄しながらも破滅の縁を歩むことを止めない。特に、比較的軽いつなぎの帖だと思っていた「紅葉賀」でのデモーニッシュなまでの光君の姿には、度肝を抜かれた。一方、「若紫」「末摘花」では、女君との仲立ちをする惟光、大輔の命婦との現代風のやり取りが軽妙で、物語がダークサイドに傾きすぎるのを防いでいる。正統的とは言い難いが面白い。

2024/03/12

meg

皆さんのレビューが興味深く、共感できる。橋本治版は長いけどとりあえず読了したい。

2024/03/18

てらこ

林先生の謹訳を通読してからこっちを、思ってたけど我慢できず手を出してしまった。あっさり味とこってり味を交互に食べたくなる的な… 窯変2巻も期待通り濃かったです。若紫から紅葉賀まで。源氏の傲慢さがこれでもかってくらい出てて、逆に気持ちいい。 宮中の格式ばった会話が多い中、家来の惟光や大輔の命婦との会話はちょっとくだけた感じで表現されてるのも好きです。家来と言ってもほぼ同い年、しかも源氏の乳母の息子や娘で、気の置けない関係というのが伝わってきて面白い。

2019/11/10

そうび

会話のテンポの良さが、読んでいる一番の理由かもしれない。惟光とか大輔の命婦とか女房たちの井戸端会議とか。帯にも載っている写真、源氏もこうだったかと思わせられた。

2024/06/16

蛸墨雄

うーん、すごいなぁ、前にも書いたけれど、いったいどこまでが原作なのかがさっぱりわからない。ただいえることは会話が現代オナゴ風に書いてありすごく面白いなぁと思う。

2018/08/30

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