マンガ日本の歴史 現代篇 4
マンガ日本の歴史 現代篇 4 / 感想・レビュー
印度 洋一郎
昭和に入り、二・二六事件まで。昭和初期、原内閣以来定着した政党内閣だが、議会では政党間の対立が激しく、スキャンダルの暴露合戦でしばしば内閣が交替する中で、経済は低迷する一方。そんな具合で、男性のみながらも始まった普通選挙の中で政党は国民の支持を失っていく。大正時代の原首相も含めて、浜口首相、犬養首相、(首相退任後だが)岡田首相など、テロに斃れる人が多いのも政治家に対する国民の憎悪を感じさせる。犬養首相以後は穏健派軍人を総理に頂く挙国一致的な内閣が続くが、発言力を増す陸軍に影響されて、相変わらず脆弱だった
2024/02/21
もみじ
(C)
2009/10/14
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