世界の文学セレクション36 9 新装 スタンダール
世界の文学セレクション36 9 新装 スタンダール / 感想・レビュー
春ドーナツ
「赤と黒」再読。メモランダム。「あの男(ジュリヤン/平民反抗児)は、軽蔑されたら我慢できない性だということだ」(494頁)マーティン・シェイマス・マクフライ に「鶏肉」と言ってはならない。ソレルは逸れる。青年はホ・キーテの後継者。「ひとつ、ブラントームでも、ドービニェでも、レトワールでも片っぱしから読んでやろう」(327頁)騎士も猛烈な読書家。漫画「バタアシ金魚」の薫を連想した。豊臣秀吉もちらりと顔出し。「コンプレックスの裏返し」は生を十全に走り抜くための発条の役目を果たす。ギュスターヴ・モローのサロメ。
2018/12/28
月並
文章もお話もすごく読みやすかったです。『失われた時を求めて』を読んだあとだったので尚更かと。生まれ落ちた階級を覆そうとする主人公の野心は、読み終わった今なら応援したくなります。
2015/04/25
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