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吾妻鏡(中)―マンガ日本の古典 (15)

吾妻鏡(中)―マンガ日本の古典 (15)

吾妻鏡(中)―マンガ日本の古典 (15)

作家
竹宮恵子
出版社
中央公論新社
発売日
1995-07-01
ISBN
9784124032932
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吾妻鏡(中)―マンガ日本の古典 (15) / 感想・レビュー

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Ayumi Katayama

北条政子。源頼朝の妻。いささかイメージが変わった。悪女のような風に思っていた。頼朝に対しもの申す女性であったようだ。だが悪女だったのだろうか。例えばこんな話がある。義経を討った後、義経の妾静が身籠っているとわかった時。『もし男なら捨ててはおけぬ』と言った頼朝に対して政子はこういい放つ。『女ならば母子ともに放免とお約束下されませ』と。生まれた子が男であった時にも助命する。静が義経を慕って舞った時にも「反逆の徒を慕うなど」と不快を示した頼朝に対して「ご称賛あるべき」と諭している。

2021/06/27

美東

義仲、義高、大姫、義経、範頼、そして後の、頼家、実朝、公暁に連なる「親ガチャ」はずれといってもいい悲劇。結束固い清盛一門とは対照的な悲劇です。

2021/10/11

有力な御家人の力を削ぎつつ、平氏を滅ぼしつつ、義経を切り捨てつつせっせと国づくりに励む中巻。 後白河院と頼朝の関係は怪獣大戦争というかんじがある。直接対決というより、建前をアピールしつつ、お互いの嫌がることをせっせっとやってる感じがたまらない。

2020/02/01

kazuchan1209

頼朝は疑い深い性格だったんだな。謀反の疑いだけで旗揚げ以来の宿老、上総広常を殺してしまう。義経も兄弟でも容赦なし。 このあたりは、裏切られても元の知行のまま使い続けた家康とは対照的。家康は吾妻鏡を愛読していたとのことなので、頼朝を反面教師にしたのかもしれない。何食わぬ顔で使い続ければ、この君の為には命もいらぬと思って懸命に働くものを。

2020/08/06

みなみ

頼朝の猜疑心がじわじわと。政子は強いが、大姫も静も政治の犠牲になる女たちだ。

2016/04/02

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