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三河物語―マンガ日本の古典 (23)

三河物語―マンガ日本の古典 (23)

三河物語―マンガ日本の古典 (23)

作家
安彦良和
出版社
中央公論新社
発売日
1995-02-01
ISBN
9784124033014
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三河物語―マンガ日本の古典 (23) / 感想・レビュー

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出世八五郎

初安彦良和~原作に忠実ではなく著者の創作もあるようだ。流石に一冊で三河物語原作すべてをマンガで描くことはできず、一部のみ描いているという印象がある。推測でしかない。原作を読むには古文が壁となる。宮城谷昌光が新三河物語を小説で書いている。元々、忠隣、長安など大久保一族や本多親子などの政争劇に興味があった。因みに本書では盥の小話は出てこない。

2018/11/06

美東

セルバンテスの「ドン・キホーテ」を一度、読んでみなくては、と思った。

2021/11/01

かやは

三河物語の後半部分を著者の想像と併せた漫画。きちんと漫画として面白いのはさすがだと思った。あとがきを読んでも、著者が三河物語をしっかり読んだことがよくわかる。徳川の代になり、武士から町人の世に代わる変移を描いていた。彦左様は正直かわいい。

2012/11/02

ぷないぷない

安彦良和さんの三河物語。原作の後半をメインに描いてる。随所に原作を口語訳した引用がなされている。原作にはちらっとしか出てこない太助が主人公にして、彦左衛門の考えや行動を想像力豊かに描き出している。大坂の陣にまつわる家康とのやりとりはハラハラ(笑)それ以外にも彦左衛門の皮肉ともユーモアともとれる嫌味は、老人の小言と聞き流せばそれまでなんだけど、義士の本懐を忘れ、政や出世に固執する武士たちを痛烈に批判している。武士の存在意義が崩れ始める寸前、武人でありながら筆を取った思いを遠回しに描いた良作だと思う。

2013/09/06

anna

5/7(月に)大学図書館で借り、3回目位の再読。唯一読んだことのある安彦良和先生の漫画。原作をまったく知らない、読んだことがないので比べることは出来ないのだけれど(あとがきには原作とは違うアプローチ(太助視点)の仕方をしたという感じのことは書かれていた)、年寄の愚痴に若者の語りという、面白楽しい作品だなぁと思った。大久保に振り回されつつも、彼を慕って仕える家臣達が何とも不憫かつ楽しそうだった。

2012/05/18

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