松本清張小説セレクション 第22巻 黒い画集2
松本清張小説セレクション 第22巻 黒い画集2 / 感想・レビュー
matsu04
4つの推理短篇。「寒流」は現実にありそうな話でちょっと怖いし、唐突な終わり方がいかにも清張らしい。「凶器」のオチも昔の田舎っぽくて良い。「濁った陽」は時代を感じさせるし、「草」の種明かしも懐かしいパターンである。
2024/08/01
ふう
何が読みたくてこれ借りたんだっけ?と思って読み始めた。知ってたけど初めて読んだ「凶器」…これかなぁ違うような気がするけどなぁと思って最後の「草」に。これだよ、これだわ。清張がこんな作品書いてたんだとかなり新鮮な読後感。1960年にリアタイで読んだらどんな感想だったろうな。巻末に阿刀田高の編集エッセイというのがあったがこれはなんかちょっとあまり腑に落ちなかったというか。清張も阿刀田高もイマイチ認定の「寒流」、私はこれでいいかも。
2022/12/24
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