松本清張小説セレクション 第23巻 黒い画集3
松本清張小説セレクション 第23巻 黒い画集3 / 感想・レビュー
matsu04
推理4篇。「事故」は関連が無さそうでありそうな2件の殺人事件、解決の糸口は思わぬところに。「獄衣のない女囚」は刑事2人がひたすら推理で謎解き(ちゃんとした捜査をしてくれと言いたいが…)。「陸行水行」は邪馬台国モノ。「寝敷き」は何だかよくあるような話。
2024/08/13
グラスホッパー
事故、獄衣のない女囚、陸行水行、寝敷きの4編。 当時の時代背景があるから成立する犯罪ばかりだ。 陸行水行は、記憶にあった。
2024/02/28
koiuk
「事故」「獄衣のない女囚」「陸行水行」「寝敷」の四篇が収録されている。昭和30年代の世相や生活様式が反映されている描写が多々あり興味深い。また、当時の一般市民の意識が現代と外れているところもあり、それも面白く感じる。 「陸行水行」は邪馬台国論争をテーマにした一風変わっミステリー(?)である。掘っ立て小屋に住む「ばた屋」でありながら、村役場の官吏と偽り、邪馬台国について、学者顔負けで研究している不思議な人物の設定が実にそそられる。日の目を見なかった篤志学者なのか、はたまた詐欺師なのか。
2020/07/21
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