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谷崎潤一郎全集 - 第二巻

谷崎潤一郎全集 - 第二巻

谷崎潤一郎全集 - 第二巻

作家
谷崎潤一郎
出版社
中央公論新社
発売日
2016-12-07
ISBN
9784124035629
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谷崎潤一郎全集 - 第二巻 / 感想・レビュー

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あおい

「恐怖」のみ。再読。これはかなりエッセイに近い作品だと思う。

2019/02/03

masabi

【概要】谷崎潤一郎全集第二巻。【感想】「恋を知る頃」恋する相手の恋の成就のために殺される少年、女のために人殺しをする男。「捨てられる迄」女を捨てるか女の奴隷になるのが幸福だと考えていた主人公が、女の結婚とともに捨てられる。ある男を評して愛玩の道具は恋人以上に日用品で、恋人は別れようと道具は手元に残ると思っていたが、その男に恋人の地位を取られ道具としても捨てられる。嫌な幕切れだが、女が主人公を見限ったのは不用意な電話で男の胸の内を知り、完全に優位に立ったと確信した時点だろうか。

2020/10/17

訪問者

「恋を知る頃」、「熱風に吹かれて」、「捨てられる迄」、「饒太郎」と本巻も傑作ぞろい。

2019/07/17

くらげかも

『恋を知る頃』のみ。初 谷崎でこれを読んでしまった。マゾヒズム趣味についても当然知らない中で触れたので、ひっくり返るような気持ちで読了。しかし印象に残る作品でもある。初 三島で「潮騒」を読んだときと似たような心持ち。

2024/02/12

MatsumotoShuji

二十代もそろそろ終わろうかという頃の作品集。目立つのは「恋を知る頃」、「捨てられる迄」、「饒太郎」のマゾヒズム。それぞれ微妙にベクトルは違うけれど、これがこのあと数十年かけて「女の足に踏まれながら死にたい」という願いに浄化されていくわけだ。まあ、これほど「浄化」という言葉がふさわしくない願望もないけれどさ。

2018/05/28

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