谷崎潤一郎全集 - 第十巻
谷崎潤一郎全集 - 第十巻 / 感想・レビュー
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「アエ゛・マリア」、「肉塊」と傑作が続く谷崎潤一郎全集。「無明と愛染」もなかなか。
2019/07/29
MatsumotoShuji
異国情緒漂う町で「私」が女性の美を賞玩する「アヴェ・マリア」。てっきり「私」は七十歳くらいの老人かと思ったら、この時谷崎はまだ三十代。 谷崎が、映画という最高のおもちゃを手にしてはしゃぐ「肉塊」。小説としてはでたらめだけど、はしゃぎっぷりが可愛い。 あとは戯曲で「無明と愛染」「腕角力」、映画のシナリオ「蛇性の婬」などなど。 しかし「蛇性の婬」って、すごいタイトルだよね。一読すると、だらだらしたシナリオ。でも、ポルノにしたら案外面白いかもしれない。
2017/05/17
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