谷崎潤一郎全集 - 第二十三巻
谷崎潤一郎全集 - 第二十三巻 / 感想・レビュー
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この巻は小説ではなくエッセイが主であるが(小説は未完の「残虐記」のみ)、谷崎のエッセイはなかなか面白い。特筆すべきは月報になんと森博嗣先生が寄稿していらっしゃるのだが、森先生も谷崎のエッセイを評価しているところ。そして戦中の日記が面白いとも書いている。
2019/08/21
MatsumotoShuji
未完の小説「残虐記」と、あとはすべて随想。谷崎の随想はあんまり面白くなくって、ものすごーいマニアか研究者向け。ちなみに全集を頑張って読んでいる私程度のマニアでは面白くないです。「残虐記」は例によって未完なので小説としての価値には乏しいけれど、戦中戦後の三宮界隈が細かく描かれていてその意味ではかなり興味深い。
2019/05/13
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