死やらく生―佐武と市捕物控 (中公コミックス・スーリ)
死やらく生―佐武と市捕物控 (中公コミックス・スーリ) / 感想・レビュー
紫
『佐武と市捕物控』から、東洲斎写楽のエピソードのみを単独書籍化。マンガ本編+戯曲台本のカップリングであります。発表当時は話題になったということなので、期待して読んだのですが……え? この内容でセンセーションを起こしたの? たんに写楽の絵は歌麿が描いたものだったという設定で物語を進めた時代劇マンガ以上のものではないように思えるのですが…。終盤はほとんどイメージ映像的に処理されてしまい、その点、戯曲版の方が物語の流れがすっきり整理されており、オリジナル(マンガ)よりも分かりやすくなっているのでは。星3つ。
2018/11/30
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