双調平家物語 1 序の巻・栄花の巻 1
双調平家物語 1 序の巻・栄花の巻 1 / 感想・レビュー
なお
唐朝時代から始まる。少し戸惑ったけど、すぐに引き込まれていった。終盤に蘇我氏が出てくる。
2019/07/15
タカギ
「中央公論新社」ではなく、「中央公論社」の頃の本。三浦しをん氏のエッセイの影響で手に取った。橋本治氏の本は、『桃尻語訳 枕草子』以来かな。あと、毎日新聞に、ちょっと色っぽい挿絵のついた話を週刊連載してた気が…。面白いけど、読むのは時間が掛かるな〜。「序の巻」はなぜか唐朝の系図から始まる。「諸行無常」に行き着くまで、中国の血に濡れた歴史が続く。「栄花の巻」では、ようやく舞台が日本に移り、蘇我氏らが登場する。聖徳太子の抜きん出た感じが凄い。
2016/10/02
はなん
(図書館)中国の歴史から入ったのには驚く。でもまったく無知な私にはこのくらい徹底して遡って辿ってもらうのはいいのかも。難解かと思ったらとても読みやすい。序章にはどこか「十二国記」を重ねる自分を自覚していた。中国を辿る旅が終わるといよいよか?と思ったら出だしは蘇我氏!「日出処の天子」を思い浮かべつつほんのちょっとだけ知っている時代を楽しんでいる。(山岸さんの「絵」も浮かぶ。。(^^)先はまだまだ長い。あせらずゆっくり、たっぷりと味あわせてもらおう!
2011/07/13
Koike Katsuya
しをんさん書評経由。面白いので、これから平安の世にトリップします。
2016/11/10
lobking
今巻のテーマは「反逆者とはなにか?」「反逆者とは何をもってそう定義するのか?」「反逆の対象であるところの王権とは何か?」「そのへんをないがしろにしてると、話が進まないよ!」「だから遠く秦や漢や唐朝まで遡ってキッチリ探ってくるよ!」と理解した。あと語り手の時制が「鎌倉時代」と気づき愕然とした。それを読む私達の時制という入れ子構造にクラクラ。しかしメタではないという。
2010/04/25
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