知床岬に夏は死ぬ (C・Novels 17-9)
知床岬に夏は死ぬ (C・Novels 17-9) / 感想・レビュー
雪紫
辻真先✕竹宮惠子(読んだことない)✕北海道の写真=本書。恋人の元カノの自殺予告から北海道に向かった彼女を待っていたのは元カノの殺人容疑。恋人や彼女の祖母は果たして北の大地で冤罪を証明出来るのか?ユーカリおばさん初読み。北海道の写真とか伏線かと思いきやそんなことなかった。コミカルな絵やテンポに対して犯人が十重の鉄壁なアリバイを持ってるのがわかった途端、当時の技術駆使して一気に崩れるのがスピーディー。そして、犯人の妄執が最後に表現されるところが過去を思い返すと、壮絶過ぎてなんとも言えない後味・・・。
2023/10/27
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