続巷説百物語 (C・Novels BIBLIOTHEQUE 73-3)
続巷説百物語 (C・Novels BIBLIOTHEQUE 73-3) / 感想・レビュー
昼と夜
【再再再読】語ります。船幽霊→死神→老人火の流れが秀逸過ぎて泣ける。又市が唯一「百介さん」て呼ぶ場面を経ての老人火にまんまと夏彦さんの企てに嵌まった気がして悔しいけど。ちょっと夏彦さん、巷説シリーズ早く新作出して下さいよ、巷説としては西で終了だけどキャラ重視ものとしては書きたいっていってたの楽しみにしてるんです、百介もおぎんちゃんも治平さんも又市さんもみんな好きなんです。そして西の単行本で付けてくれた巷説百物語シリーズ解説書。年表と物語の舞台が使える子過ぎてうちの家宝状態。
2013/09/04
夏子
大好きな「巷説」シリーズの中でも一番好きな一冊。 何度読んでもラストの描写の美しさと悲しさに胸が一杯にになる。
2015/06/23
sayzk
一つ一つ独立した短編数編と言うより一つの物語のようであった。結末理解仕切れなかった。みっともないですね。百鬼夜行シリーズよりは時代物らしくい勧善懲悪的な魅力ありと感じた。しかし、そこは京極さん、簡単な勧善懲悪物ではないひねりがまた中毒をおこします。
2013/10/20
てんぱい
北林藩のお家騒動。『死神』と『老人火』が特に面白かったし、印象に残った。どのような思いで天狗は毎夜御燈をしていたのか。八咫の烏達はどこへ行ってしまったのか。
2012/01/11
ひーたろー
治平さん、おぎんさんの過去が語られてるのと、いつも置いてきぼりの百介が幽霊船に乗せられたこと、そして、それでもやっぱり最後に表に置いていかれたことが印象的だった。置いてかれたのか、行けなかったのか…どっちだろう。どっちでもあるのかな。百介が闇に憧れるのも、そこに行けないのも…良く解るから切ないなあ。
2014/07/23
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