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〈本の姫〉は謳う 1 (C・NovelsFantasia た 3-2)

〈本の姫〉は謳う 1 (C・NovelsFantasia た 3-2)

〈本の姫〉は謳う 1 (C・NovelsFantasia た 3-2)

作家
多崎礼
山本ヤマト
出版社
中央公論新社
発売日
2007-10-01
ISBN
9784125010069
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〈本の姫〉は謳う 1 (C・NovelsFantasia た 3-2) / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

二つの時間軸・二人の主人公。かつて【文字の精霊】の力で空に島を浮かべ築かれた楽園【聖域】そこに住まう代償は思考の検閲を受け、思想を統一する歌を強制され自由意志を持つことは許されない。精神ネットワークを通じ【思考原野】に蓄積された人の思考をエネルギーに変換する【刻印】第十三聖域の胎児培養プラントで、心臓疾患を理由に処分されかけ、他を圧する精神波で死と精神の破壊者【悪魔の子】として誕生した『俺』二十二の聖域と二十二の【刻印】それぞれに対応する刻印の意思を表す【鍵の歌】そして【解放の歌】を組み合わせることで→

2015/09/22

ミルルン

多崎さんの作品は4作目。今度はどんな物語なんだろうというワクワクする気持ちを裏切らない面白さ。聖域での俺の物語と、“本の姫”とともに文字(スペル)を探し回収の旅をするアンガスの物語が交互に紡がれる。多崎さんの創り出す世界、やはりとても好み!本の姫、俺の正体、聖域、文字(スペル)とは?ふたつの物語はどう繋がっていくのか?謎、気になることが山のようにあって、これからのアンガスたちの旅、とても楽しみです!

2015/06/21

ゆきちん

本を使った本格ファンタジー。この世には46の文字スペルがある。そのうち22は活動停止している。問題は残り24。これらは生きていて悪いエネルギーを放出し人は狂気に取り憑かれる。そのスペルを回収する旅を続ける少年アンガスと本の中の歌う姫の冒険。と、聖域で繰り広げられる「俺」と天使たちの攻防。2つの話が交互に語られるのだけど、時制や関係性がまだはっきり見えてこない。物語はこれから。あと3冊楽しみです。

2017/10/23

たるき( ´ ▽ ` )ノ

うわ、これもまた面白い!!世界に散らばっている文字を集める旅をしているアンガスと“本の姫”の話。そして聖域で暮らす“俺”の話が交互に繰り広げられ、夢中で読んでしまった。この世界観、大好き。

2023/08/02

kohaku

初読み・多崎礼さん。本を修繕し、文字(スペル)を探し続ける少年「アンガス」と「俺」の視点で語られる。二つの物語が交互に出てくるものの読みづらいことはなく、交互の視点が気になってしまいどんどん読み進められる。特に特徴ある世界観が堪らなく面白い。二つの物語が交差し、進んでいく。たった一冊でかなりのボリューム。これで全4作なのだからどれ程物語が膨らむのだろうか。どちらの物語も良いところで終わっただけに、次巻を読むのが楽しみ。

2011/07/09

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