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RINGADAWN〈リンガドン〉 - 虚戦士と終わりの鐘 (C・NovelsFantasia あ 4-3)

RINGADAWN〈リンガドン〉 - 虚戦士と終わりの鐘 (C・NovelsFantasia あ 4-3)

RINGADAWN〈リンガドン〉 - 虚戦士と終わりの鐘 (C・NovelsFantasia あ 4-3)

作家
あやめゆう
BUNBUN
出版社
中央公論新社
発売日
2012-03-23
ISBN
9784125011943
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RINGADAWN〈リンガドン〉 - 虚戦士と終わりの鐘 (C・NovelsFantasia あ 4-3) / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

金の髪の妖精姫にして現国王と、彼女を護る灰色狼。銀の髪の令嬢と、軍師を名乗る笛吹き男。赤い瞳の鴉姫と何億の無為を重ねて生まれた虚戦士。三つの物語が繋がって、初めて題名の意味を知る。幾億の無為を重ねようと限りのない怨嗟をその身に受けようと、それでも万人が笑顔で暮らせる物語を作り上げる。そんなお伽話の様な政治の物語。勇気。人の心。帰る家。心臓。それぞれ『オズ』の魔法の贈り物。さあ、ヴァルギプスの夜は明ける。夜明けの鐘が鳴るよ。魔法の時間はおしまいだ。あとは君達の時。リンガドン、リンガドン、リンガリンリンドン♪

2012/05/10

秋製 

リンガドンシリーズ、最終巻。御伽噺は戒めをこねられた話という側面をも持つ。今回は虚戦士と呼ばれる者の御伽噺。虚戦士ガどうやって生まれるのかが解ったとき、悲しくなりました。虚戦士と見まごう強さを持った少年クロード、時代の流れに翻弄された少女ミルナ。この二人が出会いが、他の御伽噺になぞられた其々の登場人物たちとめぐり合っていく。そして、御伽噺は真の夜明けへと紡がれ始めていく。 夜が明けてよかった。

2013/01/01

まりもん

今まで登場したキャラクター達も絡んできてシリーズの中で一番読みやすかった。ただ、カミナが今回の主役を上回った感は否めない。彼の存在感を改めて感じた。

2012/11/14

ちゃか

また視点は切り替わり、王の遺児と、少女と出会う「虚戦士」な少年の話。前2冊のキャラたちも出てきて豪華な感じですが……作者さん、容赦ないよね。カミナさん、無茶するなぁ……いや、いつ怪我してもおかしくないですけども。3巻目の二人組が一番まっとうに幸せかなぁ、とか思ったりして。その代り、状況に流されていたなぁ、というおまけがつくけれど。魔法はない。優しいばかりじゃない。だけど、これは確かに「ファンタジー小説」だった、といえる、良作。

2012/10/17

風宮海人

やだ…こいつら怖い。妖精と笛吹きの二人。てな訳でリンガドン完結。三部作だけあって、前二巻を読んでないと全く分からないと思う。でも、三部作全部読む価値はある。今作よくよく目に付いたのは妖精狼笛吹きと騎士の人間臭さ。最後の方の妖精姫と笛吹き&騎士のシーンが特に心に残る。とはいえ今作のメインは姫さんと虚戦士。てっきり妖精あたりまでファンタジーになるかと思ったが、それを思い止まらせたのが虚戦士てのは面白いなぁ。このシリーズは大円団でお終い。めでたしめでたし。個人的にはこいつらの日常とか見てみたい気もする。

2012/03/26

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