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新・知の技法

新・知の技法

新・知の技法

作家
小林康夫
船曳建夫
出版社
東京大学出版会
発売日
1998-04-01
ISBN
9784130033121
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新・知の技法 / 感想・レビュー

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fishdeleuze

『知の技法』の新バージョン。大きな三つの柱として1)日本2)言語 3)身体が設定されている。大学とは国境を越えた《普遍性》に対して開かれた場所であり、そこから日本へアクセスする。社会、都市、性、ポップカルチャーなど。また知における言語は論理的かつ共同的に開かれたものであるという前提で、数学、法、自然言語、論理の観点から論じられる。身体性については身体そのもののもつ言語性、そして言語に還元できない超越性を舞踏、呪術・儀礼などを通して論じている。概して平易で読みやすく、サブテクスト、導入書として良書。

2014/12/13

ちゅん

知の技法の新版です。本書は「日本」「言語」「身体」にまつわる教授陣の雑多なコラムで構成されています。教授陣の畑(専門)のコラムはどれもが初めて耳にするものばかりで奥が深いです。しかし、基本的にどの話も専門的な知識を必要とせず読めるので、ほとんどの方が読むことは可能でしょう。とりわけ、巻末の「大学で学ぶということ」は必見ですね。①高校までは教わる場、大学は学ぶ場。②論文等の成果を公に伝えるとき、著者の主格は「私」ではなく「我々」になること。この①、②は私にとっては新しい知見でした。

2017/02/02

がっち

知の技法の改訂版。知とは何か?学問とは何か?さまざまなジャンルの学問からそれぞれの教授が知について述べている。後半には論文についての注意事項を述べている。改訂版は個人的には知の技法に比べると、内容が深いとは言えなかったかもしれないが、良書には間違いなく読んでおいて損はないだろう。A

2010/10/29

杉浦哲功

知の研究と言う難しいと言うよりは、とっつきにくくまた軽はずみに考える事のできない分野での本だったので読み進めるのにとてつもない時間を要した。 今の大学というもののあり方、また教育者=研究者ではなく今の大学校では研究者ではなく教育者がお給料をもらっているという表現・考え方には納得する所が多かった。 国のお金の使い、新たな知見を得て、様々な価値を発見ディスカバーしていくものとそれらを普及させていくもの。 まさに製品を作るものと商品を作るもの。 この表現にぴったりである。 果たして自分はどちらなのだろうか。

2017/07/16

北条ひかり

6時間40分。ロゴス点字図書館と音訳者さんに感謝。 「知の技法」と同じようにいろいろな分野のイントロダクションもしくはパースペクティブをざっと知ることができて楽しかった。前回、ちょっと理解不能に陥った「論理」に再挑戦してみよう!

2016/01/16

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