教養のためのブックガイド
教養のためのブックガイド / 感想・レビュー
KAZOO
大学の先生たちが教養という言葉に対しての再挑戦という意味合いでかなりレベルの高い本を紹介しています。参考になったのは第一部の「壁の向こうの教養書」という古典の本の紹介です。まあこれだけ読めば昔の大学生には追いつくと思われます。第三部の山内昌之先生の「古典の力」、第四部の「読んではいけない本15冊」という逆説的な本の紹介も面白く読みたい本ばかり増えます。ただ私にとってはレベルが高すぎです。
2015/12/14
猫丸にゃん太
東京大学教養学部の先生方が中心となって作ったブックガイドで、本を開けばアカデミックの香りが漂う。テーマは「教養とは何か」であり、様々な分野の専門家に研究分野の話と、それに関連した本を紹介してもらい、教養について考えていく。つまり、個々の本についての説明ではなく、その分野の教養を身に付ける為の本の提示にとどまる。ただし、多くの素晴らしい本と出会える上に、知的な興味深い話から教養についての理解も深まる優れたブックガイド。とても誠実な本であり、本気で作られたのが分かります。
2015/03/19
綾
だいぶ前読んだ…というか拾い読みしましたが、何だか難し過ぎる本も紹介されていて、読了としていいか、感想何書こうか迷っている内に登録忘れていました。Ⅰ部3のリストにまずドン引いて、Ⅱ部の座談会はまあまあ、Ⅲ部はあまり覚えてなく、Ⅳ部の読んではいけない本は面白かったです。野矢茂樹という人のコラムが何となく心に残っていて、急に思い出したので読メ登録に至りました。「いま読む本は、だいたい自分のどこか一部分で読んでいる。もうきっと仕事でも娯楽でもない、あのころのような読書はできないに違いない」
2022/03/08
佐島楓
名著を多数網羅してあるだけでなく、本当の教養とは? などの疑問にも答えてくれる。岩波文庫大好きなんだけど、最近読んでいないことと特に中国の古典に弱いことに気づいた。時間がいくらあっても足りない・・・。高校生くらいで読んでいればよかった・・・。
2011/08/16
昭和っ子
教養がある、という状態に憧れる。でも、掴み所がないよなー。仮に、自分は教養がある、と言っている人がいたら、鼻持ちならないしなー。読メで「教養」と検索したらこの本が出てきて図書館にあったので借りてみた。現代人は自由に生き方を選べるものの、やはり「なる様にしかならない」人生をより良く生きようとする時に必要となる物が「教養」とあり、なるほどと思った。
2012/12/21
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