サーチ理論: 分権的取引の経済学
サーチ理論: 分権的取引の経済学 / 感想・レビュー
Yggdrasill
経済学のあらゆる分野で使用されるサーチ理論の草分け的テキスト、それぞれ分野の違う(ゲーム理論、労働経済学、マクロ経済学)、脂の乗ったアラフォー経済学者4人(九大の今井、北大の工藤、阪大の佐々木、関大の清水)の野心的共著2007年10月12日初版。サーチ理論の発展に大きく寄与したP・ダイアモンド、モルテンセン、ピサリデスは2010年のノーベル経済学賞を共同受賞している。対象読者は学部上級~M1とあるが、基本的な手法がDPとCTなので、素直にM1でよいかと思う。
2011/03/17
あおいとり。
対抗ゼミ用論文の学習&サーベイ用に使用。学部生としてはやや難易度が高く、DPやCTの理論、測度論的確率論など少し前提知識を要求されるため、人によっては読むために他の本やpdfで学習せざるを得ないかも知れない。本の評価としては(Labor Market部分しか読んでいないが...)説明自体は物凄く分かりやすく、またReferenceが豊富。ただ、2007年初版のため少しデータや論文が古いのが少々難点。改訂版が出るのに期待。
2014/10/12
感想・レビューをもっと見る