かかわることば: 参加し対話する教育・研究へのいざない
かかわることば: 参加し対話する教育・研究へのいざない / 感想・レビュー
Nobu A
「ことば」そのものが今にも動きだそうに感じる。そして、言語教育に携わっている身として色々と考えさせられる一冊。直接拝聴したプリンストン大学日本語教育フォーラムの基調講演「かかわることば、かかわらないことば」を第一章に、それに呼応するように隣接領域の専門家が書かれた6本の秀逸な論文を収録。生後15ヶ月の幼児の「誤信念課題」を通しての心の発達、書記テクストの歴史的変遷、共生への対話環境づくり等、示唆に富む内容。筆者同士の繋がりのきっかけやコメントが掲載され、温かみと外へかかわろうとする気持ちが伝わる。
2018/01/02
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