文学の方法
文学の方法 / 感想・レビュー
Bartleby
駒場の教養学部のキャンペーン本だが数十円で古書店に置いてあったのを買ってみた。いろんな文学研究の方法が手広く紹介されているので、ページを行きつ戻りつしながら楽しく暇つぶしするのに持ってこいだ。工藤庸子さんの「草稿を読む」がよかった。フローベールの『ボヴァリー夫人』の草稿に見られる筆跡、呼吸、書き込みなどを読解していく。創造行為のわだちを辿るのは一見地味な作業だが思ったよりもスリリングだ。
2022/10/30
Akito Yoshiue
第一部のテクスト研究と物語論、第三部の『ドラキュラ』の文化研究と「帝国」というネットワークの」四編が特に面白かった。
2014/06/02
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