SFとは何か (NHKブックス 512)
SFとは何か (NHKブックス 512) / 感想・レビュー
しゅう
古いが、結構面白い。B
2017/06/13
椅子
海外のSF史をSFの起源から1980年代前半まで解説している。読んでみたいと思わせるSF作品が多く登場したがほとんどが現在だと入手困難な気がする。
2013/12/04
Ryosuke Tanaka
より広い文学的あるいは文化史的文脈にSFを位置づけようと試みる、野心的な批評的SF通史だが、やはり70年代以降の記述はカタログ的の感が否めない。「実体/修辞/主題としての科学」という切り口は自分の思索を深める上で有用そう。編者のミステリ論があるようなのでこれも読む。
2016/07/27
wang
80年代初頭までのSFの歴史が概説しながら、SFとは何なのかを小説という文学の中で読み解こうとしている。何を主題としているのか時代毎の大きな潮流と進化の過程があるなかで、科学とどうかかわるのか何をフロンティアとして作中に取り入れているのか。幻想文学との関係も。薄い本なので取り上げられているのは時代を代表する少数の作家しかいないがそれでも大きな流れは取り込まれているように思う。
2012/12/15
真理
SFの歴史を知る上で非常に参考になるテキスト。特にニューウェーヴ、ディック、ヴォネガットの解釈がよい。ニューウェーヴと括ることに違和感を覚えていたので彼らのSFひいてはアメリカ文学史における功績を改めてうまく論じている。
2012/08/11
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