現代児童文学の語るもの (NHKブックス 777)
現代児童文学の語るもの (NHKブックス 777) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
ファージョン全集を読んでいたら、職場の上司から貸してもらえました。こういうのが好きなのか、と。好きですよ?
2010/04/13
やまやま
本書は昭和期の日本の児童文学のまとめと考えることは著者の意図からそれほど外していないとは思いますが、子供向け読み物のなかで文学・フィクションという部分を語ることは何となく照れくさく、多分、星霜を経てそういったものへの感覚が若干遠いものになっているからかもしれません。これは、例えば科学や社会の本であれば岩波ジュニア新書や筑摩プリマー新書など大人の本と変わりなく読めることに比較しての微妙な差異なのですが、マンガやアニメなどにおいても若干趣味が変わってきたかなと思います。以上あまり内容のない感想で失礼しました。
2021/06/06
にたいも
半ズボンのすその空色のしみ(ベラ『ほんとうの空色』)から始まり、アリエスの子ども服の誕生を引き、児童文学の誕生を語り始めるという冒頭がおしゃれ。難しめの話にもいつの間にか興味をもってひきこまれて読める。教育の場で学生が興味をもつように工夫し続けた方なのだろうなと思った。/暗黙のうちにささえていた文脈が失われて、今西祐行『一つの花』を小学校で教えることが困難になったことが1990年代に既に語られていたのか…。
2023/12/16
たかぴ
元の児童文学を読んでいないので話の内容についていけず。残念。
2022/02/05
ひじき
遍歴物語についての記述が面白かった。遍歴物語のキャラクターは成長しない。それはリアルさじゃなくて、ある観念をあらわす。たとえば、正義という観念をあらわすキャラクターとしてのアンパンマンとか。なるほど!
2013/08/23
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