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脳が言葉を取り戻すとき: 失語症のカルテから (NHKブックス 845)

脳が言葉を取り戻すとき: 失語症のカルテから (NHKブックス 845)

脳が言葉を取り戻すとき: 失語症のカルテから (NHKブックス 845)

作家
佐野洋子
加藤正弘
出版社
NHK出版
発売日
1998-11-01
ISBN
9784140018453
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脳が言葉を取り戻すとき: 失語症のカルテから (NHKブックス 845) / 感想・レビュー

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藤森かつき(Katsuki Fujimori)

20年以上も前の本ではあるが、失語症が一体どのようなものであるのか理解の助けになる。「特に、失語症などの高次大脳機能障害の場合には、長期間の積極的なリハビリテーションが機能を大幅に回復させる可能性を持っており、一次的神経機能の障害以上に、再編成の可能性が大きいのである。」とのこと。故に、リハビリ病院で1年とか、1年半の入院・リハビリにより、というような表現が出てくるたびに、現在の6ヶ月で打ち切られるリハビリに理不尽さを感じてしまう。高次脳機能障害はリハビリの期限はないとは言うが受け入れ先は何処に?と疑問。

2019/11/28

Tui

言葉を失うというのは、どのような苦しみか。いったん失われた言葉を取り戻すとき、脳はどのように働くのか。やや専門的な内容ですが、真摯に、かつ寄り添うように親しみのある文章で書かれていて読みやすいです。『失語症者が言葉を取り戻すためには、人とコミュニケーションが取れたという体験をたくさん積み上げていくことが基本となる。』 現場にいると、これに尽きると感じます。悩みながらの日々ですが、がんばらないとな、と襟を正す思いでした。

2014/03/15

基埜

読みながら、たくさんの患者さんのことが頭に浮かびました。これからSTになる人や患者様のご家族におすすめできる本。

2022/09/05

ゆっちゃん

失語症に向き合うST、粘り強く回復に向けて努力する患者さん。為になりました。改めて頑張ろうと思えた。

2021/06/27

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