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峠の群像 上

峠の群像 上

峠の群像 上

作家
堺屋太一
出版社
NHK出版
発売日
1981-11-01
ISBN
9784140051009
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峠の群像 上 / 感想・レビュー

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金吾

○堺屋さん得意の経済的視点をもった忠臣蔵の話です。赤穂藩や大阪商人を通して江戸時代の経済、就中大名の経営や貨幣経済への転換の困難さが理解できました。大石内蔵助はまだ昼行灯ですが、松山城接収で視野の広がりを感じさせると共に、石野七郎次への対応に人間的魅力を感じさせています。

2021/02/16

i-miya

(四) 安井道頓 その子道卜 大坂の街を迂回する 堀川―大坂陣直結 千日前という刑場 竹本義太夫なる浄瑠璃語り 貞享元年 竹本座 近松との結びつき 十一. 元禄の秋 (一) 夏に入っても雨が多い 新しい塩田造成の工事 計画の齟齬 備中松山藩城番の仕事の追加

2008/09/07

モーリーン

著作集6・7巻にて。 人はいつの世も変わらない。集団・世間も変わらない。だから私達は古典を楽しめるんだと思う。 3部の冒頭には胸を打たれた。 それぞれの人がそれぞれの生を生きることが現在である。それを未来からどう評価されるかは現在においては不明である。それが歴史になる。なっちゃう。 要は赤穂浪士と色々は色あせず面白え!おそらちゃん幸せになってくれよなぁ! 唐突に出てくる今風の台詞も面白かった。

2018/10/18

フーミン

当時の藩運営の難しさが現代の会社経営の難しさとダブっていて面白い。文化も華やか、江戸・大阪の芝居小屋は賑わしいかったみたいで、商人などの限られた裕福な者だけが戦さのない世を謳歌していたことが、現代の格差社会にも通じているようで、今の社会を風刺しているように感じられる。

2014/05/10

sohmah147

堺屋太一氏死去のニュースに触れて、急に読みたくなった。30年以上前の大河ドラマの原作。

2019/02/16

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