アメリカ深南部
アメリカ深南部 / 感想・レビュー
ヴェネツィア
翻訳家・エッセイストの青山南と写真家の橋本功司のコンビで巡るディープ・サウスの旅。まずはbayou(ミシシッピ・デルタ)から。連想はCCRの"Born on the bayou"からフォークナー、マーク・トゥエイン、ブルース、マリティン・ルーサー・キング、『風と共に去りぬ』と限りなく飛翔してゆく。ディープ・サウスには足を踏み入れたことはないのに、何故か郷愁を誘われるかのような想いにとらわれる。写真がいい。思いっきり南部である。ヤンキーやカリフォーニアンとは全く別のアメリカがここにはある。
2022/10/13
うぃっくす
1996年の本だから今はずいぶん雰囲気違うのかなあと思いつつすごく面白かった。アメリカってニューヨークとシアトルしか行ったことなくて南部ってやっぱ全然違うんだね。ブルースってこのあたりが発祥なのか。わたしの思うアメリカってニューヨークとかLAみたいな都会かシリコンバレーしかなかったわ。マルディグラとか全然知らなかった。奥が深いなあ。。ところで湖苦手なのでポンチャートレイン湖の橋が怖かった。
2024/04/21
粉っしー
アメリカ南部ってどんな所か全くイメージがなかったけど、地図でみるとほんと広くて平坦で湿地帯だ。どこか退廃的な感じがするが、世に知れ渡っているアメリカンカルチャーな匂いも強くする。アメリカは奥が深い。
2024/04/28
schazzie
にぎやかな闇の中へ。なんという闇の美しさ。目につくのは広大無辺の綿花畑である、圧倒的に不気味な緑の湿地帯である、夜の熱気に満ちた異形の街である。あなたの見知らぬアメリカがここにある。
2010/04/24
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