メランコリー・ララバイ
メランコリー・ララバイ / 感想・レビュー
にゃんころ
60年代、全通広告に入社した新入社員の『ぼく』のお話。最初から最後まで目立った凹凸もなく緩やかに流れていった。日常生活を丁寧に綴った日記のよう。個性の強い先輩たち、同期の仲間と過ごす毎日。そんな人達とのコミュニケーションの場として頻繁に登場する喫茶店。コーヒーを飲みながら仕事の話をしたり、ジャズ喫茶でジャズを楽しんだり。今でもその文化はありますが、この時代の方が濃い時間を過ごせているように感じました。ジャズが頻繁に出てくるので、ジャズ好きな方はにやりとするかもしれませんね。
2016/01/22
ダンデライオン
広告代理店という世界で出会った人々と触れ合いと別れ。時間の流れがとても早く感じたのはこういう業界だからなのか、こういう時代なのか。出会いと別れが繰り返されて、そこに一人で取り残されていくような寂しさも感じた。
2016/06/05
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