ザビーナ: ユングとフロイトの運命を変えた女
ザビーナ: ユングとフロイトの運命を変えた女 / 感想・レビュー
うちこ
ザビーナ・シュピールラインという精神分析医の生涯が小説の形で書かれています。1977年にジュネーブの元大学地下室で彼女の日記と手紙が見つかり、急に解明が進んだそうです。資料が見つからなければ掘り起こすのがむずかしかった人。ユングとフロイト、この二人の間でザビーナは恋愛感情と学問への意欲を思いっきりごちゃまぜにしながら生きている。フロイトのもとで評価が上がっていく間も、いつまでもユングへの思いを引きずっている。ザビーナの執着とユングのずるさ、どちらに肩入れして見ても双方が重い。これはなかなかのものです。
2020/09/01
timeturner
資料を元にして作者が小説化したザビーナの生涯で、過去と現在が行き来するのがうっとおしいのと、あまりにもメロドラマチックでげんなりしてしまうのとで飛ばし読み。
2010/05/09
ゆりっぺ
1999年8月6日
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