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時宗 巻の1

時宗 巻の1

時宗 巻の1

作家
高橋克彦
出版社
NHK出版
発売日
2000-11-01
ISBN
9784140053492
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時宗 巻の1 / 感想・レビュー

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だまし売りNo

北条時宗を描く歴史小説であるが、序盤は父親の北条時頼の物語である。宮騒動から始まる。敵は毒殺という卑怯な手段を使う者であった。「毒を用いてなんの武者にござるか」(76頁)、「毒を用いるような者にこの国を預けるわけには参りませぬ」(96頁)。これによって主人公側に感情移入できる。大殿を支持する勢力には名越氏と三浦氏がいたが、互いに主導権争いをしていた。その結果、北条時頼は宮騒動、宝治合戦と各個撃破することができた。

2023/07/02

スプリント

時宗の父、時頼の時代が描かれている。 鎌倉殿の13人を楽しんだ者としては三浦氏ではなく安達氏が北条氏のパートナーとなっていることに時の流れを感じる。

2024/04/26

星落秋風五丈原

2001年NHK大河ドラマ原作。、鎌倉幕府の実権は北条一族の手に移っていた。時宗の父・時頼が執権となった頃、海を隔てた大陸のかなたからは未曾有の危機が迫りつつあった。奥州藤原氏を滅ぼした源頼朝が鎌倉に幕府を開いてから50年、源氏に代わってその実権は北条一族の手に移っていた。第5代執権となった北条時頼は国のあるべき姿を求め、己れの信ずる道を突き進んでいく。だが、その頃、海を隔てた大陸の彼方からはかつてこの国が遭遇したことのない未曾有の危機が迫りつつあった…

2001/03/05

恵美

時宗というタイトルなのに、主人公は時頼。親の時代から争いをしっかり書く。

2024/01/09

Hiroshi Takeshita

一遍の話だと勘違いしてポチったが、北条時宗の話だった。北条氏じゃあ、なんだか食指が伸びないなぁと思いつつ読み始めたが、なかなかどうして、コレが面白い。題材が地味でも、作者の上手さ故だろうと思う。まるで見てきたように歴史物を書く人も居るが、この人、全員に取材して、その上で、ルポを書くように進めていくではないか。おかげで、これだけ人物がいながら、名前が覚え切れないほどの割に、キャラが立っていて、わかりやすい。ヨーロッパみたいに、アンリやアンやジェームスが盛り沢山と言うのも大概だが、その点上手く捌いてる。

2022/01/07

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