時宗 巻の4
時宗 巻の4 / 感想・レビュー
春日
恥ずかしながら鎌倉時代についてはあまり詳しくなく、執権職については認識違いをしていたことを思い知らされました。そして執権北条時宗の時代に日本有史以来の国難の一つであった元寇があり、時宗を中心とした北条家がこの国難にいかにして対処したのか、あまりに無知であり、あまりに重大な歴史でした。もし北条が戦略をあやまっていたなら?歴史にたらればはありませんが、想像するだに恐ろしいです。どの時代の犠牲も、今の平和な世に続いていることを強く感じます。
2013/11/19
星落秋風五丈原
時輔と桐子は結婚して大都に。幕府の重鎮実時が死に、時宗にも最後の時がやってくる。時頼の死から11年後、日本に狙いを定めたクビライの軍団がついに大陸から出撃を開始する。鎌倉幕府執権の北条時宗は国を守り抜くため、父が遺した究極の作戦の封印を解いた。そして九州の武士団を中心とした時輔と太郎率いる日本軍は、怒濤の勢いで押し寄せる蒙古の大軍と、度重なる激闘を展開する。
2001/03/05
恵美
元寇が詳しく描かれている。神風で元寇が失敗したと教わったけど、九州の御家人の奮闘ぶりはお見事。4巻の主役は時輔。実時は最後まで切れ者。
2024/01/14
Hiroshi Takeshita
無敵艦隊を追い返したエリザベスも、かくの如しだったのかなぁという、歴史の面白さを感じさせてくれる元寇の闘いが詳しく描かれる最終巻。とても、読み応えあり。しかも、未曾有の危機にあたって、将軍でもなく、内裏でもない所から、これまた類い稀なる英雄が現れる辺りも、なんとも感慨深い。 現実はゲームの比じゃないって事。
2022/01/15
naoto
3.0 長々と読ませた割にはあっさりした幕引き。鎌倉そっちのけな流れからも、4巻のタイトルは「時輔」でしょう。 全巻通しても歴史的にも得られるものはあまり無いか。。
2014/05/21
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