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愛蔵版 ジャンヌ

愛蔵版 ジャンヌ

愛蔵版 ジャンヌ

作家
安彦良和
出版社
NHK出版
発売日
2002-03-16
ISBN
9784140053867
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愛蔵版 ジャンヌ / 感想・レビュー

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なかしー

ガンダムの人。 絵柄は淡くて古めな感じが好みでした。 ジャンヌダルクの話ではなく、「ジャンヌ」の話。 Kindle版は字がボヤけて読みずらかったのが残念。 ラストはスッキリ。

2018/12/18

アイアイ

フルカラーで迫力満点。ジャンヌダルク処刑後10年が経った世界で、男装の17歳の少女エミール(エミリー) がジャンヌの霊に導かれながら類似した追体験をする。ルイ王太子が良い感じに悪役。シャルル王にジルと人間の弱さが描かれて いる人間臭さが良い。時を経てジャンヌの裁判の見直しに立ち会ったエミールのその後の姿が見えて良かった。▽図書館

2015/10/18

ぷないぷない

ジャンヌ処刑後の百年戦争。ジャンヌに関する書籍はいくつも触れてきたけど、これはかなり異質。一人の少女がジャンヌの生涯を追体験するんだけど、憧れや策略や奇跡的なものまで絡んでいて、否応なしに物語は少女をジャンヌに仕立てようとする。登場人物の誰もが、ジャンヌの影を追いかけていたり、恐怖していたり。それが、主観的でも客観的でもある異質なジャンヌ像を描き出している。どこまでが史実なのかははっきりしないけど、決してオーバーな表現ではない気がする。

2013/09/01

greenman

タイトルがジャンヌとあるけれど、本物のジャンヌ・ダルクのお話ではなく、ジャンヌの霊と会話できる男装をした女性がジャンヌのように行動していくという物語になっている。読んでいて、預言者の行動とはこういうことなんだなと思った。自分がしたいことから始まるのではなく、神がそのように命じたから自分はこのようにしている、そしてこのことは神の命令であるというのだ。たとえその最後が残酷に殺される死であっても、神に疑問をなげかけながらでも神の命令なのだと考える。少なくともキリスト教はイエスの死が神への疑問だったからだろう。

2012/12/11

ミスター

『イエス』と同じくジャンヌが主人公なのではなく、彼女を信仰している人間たちの群像劇を電波系美少女のエミリーから叙述している作品。わりと小島信夫の『抱擁家族』における時子じゃないかなと思った。なぜなら女としての成熟を拒絶し、少女たろうとするのがエミリーだからである。ジャンヌコンプレックスを、そういうフェミニズム的な問題として捉えている点では面白かった

2021/01/09

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