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箸の上げ下ろし

箸の上げ下ろし

箸の上げ下ろし

作家
酒井順子
出版社
NHK出版
発売日
2004-05-16
ISBN
9784140054482
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箸の上げ下ろし / 感想・レビュー

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美登利

何だか話題が古いなぁ、と思ったら14年くらい前から、料理雑誌に掲載されていたものを四年分纏めた作品でした。料理や道具にたいする様々なこだわりが酒井順子さんにはあるのですね。「風邪を引いて寝込んでる幼い頃に、特別な美味しいものを食べさせて貰った記憶がない!だって、食べられないくらいに具合が悪くなかったから!」には、笑わせてもらいました。私も作って貰った特別な物ってないんだよなぁ。母はいつも忙しくて、まして私は、寝込むことばかりの虚弱児だったし。どちらかというと父が作ってくれてたかもしれません。

2014/02/01

ナチュラ

酒井順子さんの「食」の遍歴エッセイ。 共感することが多々あり、読んでいて 思わず笑みがこぼれていました。 子供の頃に食べた「ごちそう」や「学校給食」を思い出して懐かしんだり、大晦日に食べる「料理」と「年越し蕎麦」が地域や家庭でさまざまだったり、とても興味深くて面白かった。 

2014/02/03

hoco

「きょうの料理」2000年4月号から4年間連載されたエッセイ。「そうなのよねぇー」と思わず相槌をうってしまう、そんな身近な食の話題。餅つき…それは、杵を下ろす手と合いの手の絶妙なかけあい。滅多に見られない「餅つき」に目を奪われ、お餅を食べるのがお留守になるボンヤリした子供でありました。今や、ホームベーカリー でポチッとボタンひとつでお餅がつける時代。「やきたて」が「つきたて」になることに背徳感すら覚えつつもその便利さを甘受する。家庭が違い、時代が変われば食文化も様々で、話題は尽きず楽しい。

2021/05/05

ゆりこ

食にまつわるいろいろエッセイ。食に対する熱量が、興味の方向が、私とだいぶ違ったので、共感した!おもしろかった!◯◯食べたくなった!という感想にはつながりませんでしたが、穏やかで優しく、ほどよく短い文章はとても読みやすかったです。

2014/03/01

霜月

笑いながら読了。食に関する些細なこだわりを実に冷静に、欲望に忠実に書き綴られていて飽きなかった。過去の栄光にすがる的な存在の調味料とか、昔嫌いだった食べ物を見たときは別れた彼氏に会う時に似ているとか、お粥のくだりは面白かった。

2015/08/14

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