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バードケージ

バードケージ

バードケージ

作家
清水義範
出版社
NHK出版
発売日
2004-06-26
ISBN
9784140054567
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バードケージ / 感想・レビュー

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松下左京

なんか、ストーリーが平坦だなぁと思ったら、NHKの「基礎英語」の教材の日本語版だったようです。

2019/01/14

しろ

☆6 青春小説だけど、教育小説でもあった。「三か月で1億円を使い切れ」ひょんなことからそんなゲームをすることになった浪人生の主人公。最初はそんな設定だから、何か裏がある、とかミステリ的なノリかと思ったけど、そんなことはなく、シンプルなエンタメ小説。しかし、貧困国の現状や、夢を持つことの大切さ、などについて熱く語られる教育小説でもあると思う。読みやすくて良い。それにしても、お金って大量にあると使うのも難しいのね。

2012/05/01

おのちん

★★★☆☆:なかなか面白い一冊だった。ある事件を切っ掛けに始まるゲーム。それは3ヶ月で1億円を使い切るというもの。ただし幾つかのルールが存在し、それにより次第に疲労して行く主人公。ところがある娘との出会いから、一億円の使い道が浪費から変化していく。最初は浪費する姿に、自分ならどう使うか、と夢想したりもした。どうまとめるのか気になったが、最後は上手くまとめたなと感心した。

2014/02/24

ブナ太郎

なんか、既視感があったんだけど、これ、高校生の時に読んだことあるわ。人の好みって、年月が経っても変わらないものだな。昔は、まだまだ日本の格差もそこまで叫ばれてない時代。当時、読んだ時はネパールって、日本と違って貧しくて大変なのねって印象だったけど、この令和の時代になっては、大学生の奨学金返済問題が大きな話題になってる。いつの間にか、日本も貧困の問題に向き合わざるを得ないのだ。今、この時代にこの小説を書いたならば、舞台はネパールではなく、日本になるのかもしれない。そんな風に思った小説。

2021/11/12

Te Quitor

「ルールを守り一億円を3ヶ月以内に使い切れ」という指令を受けた浪人生。お金の話だが泥臭い話ではない。こんな設定は現実に起こり得ないから、ファンタジーと言えるかもしれない。「現実味が全くない」=「夢のある作品」とも言えるしね。夢物語に過ぎないが「自分だったら」という妄想を膨らませること自体はとても楽しい作業だ。正直、物語の結末が優等生的で物足りない部分はある。でも、お金や世界の現状について考えさせられ、主人公の成長物語として楽しめたから読めて良かった。

2012/01/07

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