メイフェア劇場の亡霊
メイフェア劇場の亡霊 / 感想・レビュー
みも
ポーの作品タイトルのようではないか?このおどろおどろしいタイトルは、全体の雰囲気を全く反映していない。一編6~7頁程度の34編の小品集。サラサラと流れるように綴る、イギリスを舞台にした脈絡の無い小説や寓話、エッセイ等が、目くるめくスライド写真の如く次々と繰り出されるノスタルジック浪漫映像。小品であるがゆえに深い感銘は望めないが、雰囲気や空気感を楽しめる。読者に解釈を委ね、答えを強要しない柔らかさが、穏やかな余韻と共に昼下がりのティータイムの様な安堵感をもたらす。小さな宝石を詰め込んだ玉手箱からの宝探し。
2016/09/11
わゆ
リンボウ先生が書いたイギリス小話集。オチが気になる作品が多かったけど、全体から漂うイギリスの香りはさすがの一言。「原本」を知りたいという人がいるというのも納得の出来です。
2010/05/25
行加
リンボウ先生はエッセイストのイメージを持ってましたが、こんな小説も素敵で面白いんですねv 「翻訳」と標榜されても信じてしまいそうですwww 雪の鉄道のお話が好きです(*´▽`*)
2014/05/09
Kumi
よく言えば、余韻を楽しめるお話小品集。悪く言えば、これからお話が始まるところでブツ切れて、続きが気になって眠れなくなる前置き集。
2008/09/25
りらりら
1話1話のタイトルに惹かれ読んでみました。
2015/11/05
感想・レビューをもっと見る