人生の旅をゆく 4
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人生の旅をゆく 4 / 感想・レビュー
starbro
吉本ばななは、新作中心に読んでいる作家です。エッセイ「人生の旅をゆく」シリーズは、初読です。著者の「ビールは神」に賛同します。真夏の暑い日の夜、喉をカラカラにして呑むキンキンに冷えた一杯目のビールは最高で~す🍺 https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000057212022.html
2022/03/11
こまり
シリーズものだけれど、初めて読んだ。日常のちょっとしたことを書きつつ、結構深いところまてで踏み込んでしまうのがばななさんらしい。読んでいて自分の心が浄化されるような感じになる。(すぐ戻ってしまうけど…。)「君に会えて、君がこの世にいてくれてよかった」森博嗣さんとの出会い方はすごいな。読んでる私まで嬉しくなる。また、悩み深い人はどうしてそうなるのか、自分のことばかり考えているからだ…そんな考察に何だかハッとする。★私も愛用してるNAOTの靴の話も出てきてちょっと嬉しくなった。
2022/04/16
水色系
このシリーズ、初読み。年齢を重ねていくと、よかったあの頃には戻れないと考えたり、辛い別れを経験したり、そういうことがどんどん増えてくるような気がして、正直生きること自体がこわいと思うことがある。でも、吉本ばななさんのように、動物や他人のやさしさに感謝し、思い出を宝物とし、生きていくことができれば、それが少しの心がけでも、人生はより豊かになるのかもしれない。
2022/04/23
スリカータ
ばななさんの小説は殆ど読んだことが無いのに、対談やエッセイは結構読んでいる。本書は分厚いエッセイ。いつも身近にペットがいて、自然の息吹を感じ、下町の人間関係の心地よさを感じ、身の回り3mの幸せを大切に温めているような暮らし。空港トラブルでカッとなって蹴ったら相手が態度を変えたというのは、苦手なタイプかも…と思ったけど、考え方に共感するところもある。全てにおいて合う人はいないのだから。息子さんがいつの間にか大人になっていた。つい最近まで赤ちゃんだったのに、他人の子の成長は早いものだなぁ。
2022/07/19
ソングライン
文字ばっかり書いて何とか暮らしているうちに、人生の折り返し地点をとっくに過ぎてしまった。そう語る作者の食べること、旅すること、尊敬する人たち、そして尊ぶものについてのエッセイ集です。自分を愛していない人との時間をいっしょに過ごしてはいけない、私たちは生まれて必ず死ぬ、その一瞬の中で出来ることは愛する他者の存在とその自由を愛することだけ、身の回りのことに眼をやりながら、人生の本質をやさしく語る作者、心地よい読書です。
2022/06/25
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