畑作文化の誕生: 縄文農耕論へのアプローチ
畑作文化の誕生: 縄文農耕論へのアプローチ / 感想・レビュー
うえ
「ウサギの被害は、それが多いところでは絶望的にマメ類を荒らす。収穫期にも決して劣ることはない。ウサギの天敵はキツネだから…稲荷神の使者、つまり農神のつかわしめとして尊敬をうけたのは、あるいはネズミやウサギをやっつけて初期の畑作農民の味方であったからではなかろうか、と思うほどウサギは数多ければ畑作の大敵であったらしい。…古代に人類と競合・対立した鳥獣は、多くの農民にとってきわめて日常的な存在であるとともに、その動向や性格は重要な関心事であった。多くの口承文芸にも彼ら鳥獣の登場することは必然的であった」
2022/05/01
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